Webサイトを自動操作する方法に、Selenium Basic をインストールし、chromeを使ってエクセルVBAで動作させる方法があります。
ところが、ある日突然、chromeの自動操作が突然できなくなることがあります。
今回はそんな、お困りごとの解決方法をご紹介します。
その突然のトラブル。
原因の一つに、chromeDriverのバージョンが古くなったことが考えられます。
私も突然、chromeの自動立ち上げができなくなり、しばらく悩みました。
その後、 chromeDriverのバージョンが古くなると、新しいドライバをダウンロードして更新する必要があることを知りました。
この現象が、たちの悪いことに数か月に1回?か、忘れたころにやってくるようです。
このときは、ドライバの更新をして、無事復帰することができました。
次のドライバ更新のときに困らないように、備忘録として、その時の復帰方法を下記にまとめさせていただきましたので、お役立てください。
(1)初めに、Chrome のバージョンを確認しよう
では、早速、Chrome を立ち上げて、下記の操作をしてください。
① chromeを立ち上げて右上の ፧ をクリックします。
② 設定をクリックします。
③ chromeについてをクリックします。
④ chromeのバージョンを確認します。
(2)続いて、最新の ChromeDriver をダウンロードしよう
ChromeDriverを最新のものに更新するためには、まず、ダウンロードサイトから最新版のドライバをダウンロートする必要があります。
こちらのリンク先からダウンロードできます→ ChromeDriverダウンロードサイト
それでは、ダウンロードサイトから下記の操作を行ってください。
⑤ 先ほど確認した、chromeのバージョンを選択し、リンクをクリックします。
⑥ OSの種別ごとにZipファイルが用意されています。自身のPCのOSに該当するファイルを選択しクリックしてください。クリックするとダウンロードされます。
⑦ Zipファイルがダウンロードされました。
圧縮フォルダをクリックするとchromedriver.exeが現れます。
【補足】こちらは補足です。
ダウンロードファイルの保管場所です。
ダウンロード先を特段指定しなかった場合は、下記フォルダに保管されているはずです。
(3)最後に、最新の ChromeDriver に更新しよう
まず、現状の古いchromedriver.exeの保管されている場所を確認しましょう。
Excelを立ち上げて、開発タブからVBEを画面を立ち上げてください。
VBE画面から下記の操作をしてください。
⑧ 『ツール』の『参照設定』をクリックします。
⑨ Selenium Type Library をクリックすると、chromedriver.exe の保管場所が表示されます。
※コピーできませんので、メモするがウインドウは開けたままにしておきましょう。
※Selenium Type Library のチェックボックスの✓は外さないでください。
⑩ 先ほど確認した、chromedriver.exeの保管場所を画面左下の検索ボックスに入力して、エンターキーを押してください。
※自力でフォルダにたどり着ける方はそれでも良いですが、検索窓に入力すれば確実に探すことができます。
Selenium Basic のフォルダが表示されます。
⑪ 始めにダウンロードした、最新のchromedriver.exe のファイルをSelenium Basic のフォルダにドラッグ&ドロップし、上書きします。
⑫ 『ファイルを置き換える』をクリックし上書きして、完了です。
クリックで拡大します。
ふうっ、お疲れさまでした。
ドライバのバージョンの不一致、
突然忘れたころにやってくるので、まったくやっかいですね・・。
でもこれで、次に更新するときは、スムーズに作業できます。
では!
- 以上、≪ ChromeDriverの更新方法(chromeの自動操作が突然できなくなった時の対処法) ≫ でした。